ばね指について
ばね指について
ばね指(弾発指)は、指を曲げたり伸ばしたりするときに引っかかるような症状が出る病気です。指がスムーズに動かず、「カクン」とばねのような動きをするのが特徴です。
原因について
ばね指の原因について説明していきます。
・指の使いすぎ(オーバーユース)
細かい動作や力を使う作業が多いと、指に負担がかかります。手をよく使う職業(例:大工、パソコン作業、家事など)で発症しやすくなります。また、スマホやゲームの操作が原因になることもあります。
・腱鞘の炎症
指を動かす腱と、それを包む腱鞘という組織がこすれ合い、炎症を起こすことを、腱鞘炎と言います。炎症が進むと、腱鞘が厚くなり、腱の動きがスムーズでなくなくなります。結果として、指が引っかかったり、動かしにくくなると言われています。腱鞘炎が悪化すると「ばね指」になることが多いです。
・ホルモンバランスの変化
女性ホルモンの変化が腱や腱鞘に影響を与え、炎症を起こしやすくなります。特に妊娠中・産後・更年期の女性に多くみられます。そのため、女性は男性よりもばね指になりやすい傾向があります。
・糖尿病やリウマチなどの病気
糖尿病の人は腱が硬くなりやすく、ばね指を発症しやすいと言われています。関節リウマチの炎症が指に影響し、ばね指になることがあります。また、透析を受けている人も、腱の異常が原因で発症しやすくなります。持病がある人は、ばね指のリスクが高いので注意が必要です。
・加齢による腱の変性
年齢とともに腱や腱鞘が硬くなり、炎症を起こしやすくなります。特に50代以降の人に多く見られます。
症状について
ばね指(弾発指)は、指を曲げたり伸ばしたりするときに引っかかるような症状が出る病気です。特に、朝のこわばりや痛みが特徴的です。症状が進行すると、指が動かなくなることもあります。
・指の引っかかり(ばね現象)
指を伸ばそうとすると「カクン」と引っかかる感じがあります。軽症の場合は動かしにくさを感じる程度ですが、重症になると、指がロックされて動かなくなることもあります。
・指の痛み・腫れ
指の付け根(手のひら側)に痛みや腫れが出ることがあります。物をつかむ動作や、指を動かすと痛みが強くなります。症状が進行すると、じっとしていても痛むことがあると言われています。特に親指・中指・薬指に多いですが、どの指にも起こる可能性あります。
・朝のこわばり
朝に症状が強くなり、朝起きたときに指が固まって動かしにくいことがあります。時間が経つと少しずつ動くようになりますが、痛みが続くこともあります。また、リウマチと間違えられる場合があります。
・指の動きが悪くなる(可動域の制限)
ばね指では、指の動きが悪くなることがあります。進行すると、指を伸ばせなくなったり、曲げにくくなったりします。無理に伸ばそうとすると強い痛みが出たり、放置すると指が固まってしまうこともあります。
・指の付け根にしこりができる
指の付け根を押すと、小さなしこりのようなものがあり、触ると痛みがあることが多い場合があります。これは、炎症で腱鞘が厚くなったことが原因だと言われています。
ばね指の進行度と症状の変化
・軽度(初期症状)
指を動かすと違和感があり、たまに引っかかる感じがします。朝、指がこわばるが時間が経つと軽減することもあります。
・中度(進行期)
指が「カクン」と引っかかり、スムーズに動かなくなると言われています。また痛みがあり、指の付け根が腫れることもあります。朝だけでなく、日中も症状が続きます。
・重度(末期)
指が完全にロックされ、曲がったまま伸ばせなくなります。さらに、強い痛みがあり、指を無理に動かせないようになると言われています。放置すると関節が固まり、指が変形することもあります。






